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履歴書

廣 井 孝 弘

ブラウン大学 地球環境惑星科学科上席研究科学者
出生:     1960年10月17日 岐阜県各務原市にて
勤務先:    Box 1846, Brown University, Providence, RI 02912, USA
連絡先:    401-863-3776 (音声)、401-863-3978 (ファックス),takahiro_hiroi@brown.edu (電子メール)

学歴
1979年3月  岐阜県立 岐阜北高等学校 卒業
1979-1981年 東京大学 教養学部 理科一類
1981-1983年 東京大学 教養学部 基礎科学科:教養学士 (研究題目:サフロノフの太陽系生成論、指導教官:高野幸雄教授)
1983-1985年 東京大学 大学院 理学系研究科 鉱物学専攻 修士課程
理学修士 (論文題目:輝石とかんらん石中のFe2+とCr3+のd電子分裂エネルギーの結晶場理論計算、指導教官:高野幸雄教授)
1985-1988年    東京大学 大学院 理学系研究科 鉱物学専攻 博士課程
理学博士 (論文題目:反射スペクトルによる輝石とカンラン石の混合物の同定、指導教官:武田弘教授)

職歴
1986-1990年   東京大学 大型計算機センター 指導員 (パートタイム)。
1988-1990年   日本学術研究振興会 特別研究員として、東京大学理学部鉱物学教室に在籍。
1988-1995年   日鉱探開(株)の理論・技術的コンサルタント (パートタイム)。
1990-1991年   山田科学振興財団 派遣研究員として、ブラウン大学に訪問研究者として在籍。
1991-1994年   米国科学諮問委員会(NRC)研究員として、NASAジョンソン宇宙センターに在籍。
1994-1997年   ブラウン大学 地質学科内のNASA反射率実験室(RELAB)の上級研究解析士。
1997年             ブラウン大学 地質学科(現在、地球環境惑星科学科)の上級研究員に昇格。
2010年夏        国立極地研究所の特任教授。
2021年            ブラウン大学 地球環境惑星科学科の上席研究科学者に昇格。

資格・賞与
1978年             実用英語検定2級
1979-1988年   日本育英会奨学金 (東京大学および大学院)
1985年             教員免許高等学校1級理科
1998-2013年  トーストマスターズ会員、Advanced Communicator Gold / Competent Leader。
2000年            小惑星と隕石の分光学への貢献により小惑星(4887)Takihiroiが命名される。

科学研究費獲得歴(主研究者として)
2002年2月  すばる望遠鏡訪問観測研究費
2002-2003年 NASA Cosmochemistry研究費 「タギシュレーク隕石の母天体の同定とその内部加熱史と表面過程の特徴付け」
2006年6月  国立天文台水沢VERA観測所共同利用研究費
2006-2009年 NASA Discovery Data Analysis研究費 「普通コンドライトの反射スペクトルに対する宇宙風化効果の定量的研究」
2012-2017年  日本学術振興会 科学研究費 基盤研究(C) 「隕石表面の可視-赤外反射スペクトルの測定による鉱物組成導出の研究」
2017-2022年   NASA Emerging World研究費 「炭素質コンドライトの可視・赤外反射スペクトルに対する物理特性・宇宙風化・角度効果の研究」

惑星探査への主な貢献歴
1996-2010年    月周回衛星「かぐや」の画像分光計群(LISM)の共同研究者
1999-2013年    小惑星試料回収探査機「はやぶさ」の近赤外分光計(NIRS)共同研究者
2005-2013年   「はやぶさ」計画のためのJAXA宇宙科学研究本部の外来研究員
2006年             「はやぶさ」の小惑星イトカワ観測に基づく唯一のNature論文を主著者として執筆
2009年以降     「はやぶさ2」の近赤外分光計(NIRS3)・多色カメラ(ONC-T)の共同研究者
2020-2025年    NASA OSIRIS-REx回収試料分析共同研究者

出版物
原著論文・解説・著書(審査付): 145

研究指導歴
1994年以降      ブラウン大学のPieters教授およびMustard教授の学生の実験と解析を指導
2001-2002年   東京大学地球惑星科学の宮本正道教授から博士課程の上田裕司氏を委託指導
2005-2006年   JAXA宇宙科学研究本部の安部正真氏の博士論文の内容に関する指導
2005-2007年   JAXA宇宙科学研究所の加藤教授から二村徳宏氏の博士号研究を委託指導
2009年以降     東京大学新領域・地球惑星の杉田教授の大学院生3人を不定期に指導
2011年以降      東北大学理学研究科の中村智樹教授の学生数人を研究指導
2012年以降      大阪大学宇宙地球科学の佐々木晶教授の学生数人を研究指導

学会・講演・広報活動
国立極地研究所の南極隕石シンポジウムに1986年からぼぼ毎年参加
Lunar and Planetary Science Conference(LPSC)に1991年からほぼ毎年参加
Meteoritical Societyに1990年代から断続的に所属
日本惑星科学会に1997年から所属
日本・韓国・米国各地の小・中・高校や一般向けに特別授業・講演会で啓蒙活動(289回)
2007年4月にNHKコズミックフロントNEXT「奇跡の隕石」に出演

特殊技能
NASAの共同利用施設RELABにおける双方向反射分光装置を使える世界で唯一の存在
月や小惑星の鉱物組成を回収試料や隕石試料の反射分光データやモデル計算で調べること